高校1年の夏休みだったと思う。友達5〜6人で乳頭温泉の黒湯に行った。 その頃は鶴の湯なんて全く有名じゃなくて、乳頭温泉を知っている人などほとんどいなかっただろう。 当時は露天風呂がある宿は珍しく、黒湯にはその露天風呂があり、他にも打たせ湯などいろいろな風呂があるという。 温泉も鄙びた昔ながらの姿を残しているというので黒湯に行くことにした。 |
|
黒湯は本当に古い宿でした。 木造の建物が連なっていて部屋もがらんとして何にもなかった。 他の客も見かけず、貸し切りのような状態でした。。 部屋からすぐに露天風呂に通じていて、打たせ湯も露天風呂のわきにある。なので部屋より風呂で皆で遊んでいた。 温泉で生卵を割ったら浮くか沈むかの実験をしたら沈んだ記憶がある。 |
|
あれから30年以上経って、黒湯の変わりように驚きました。 建物がきれいになっています。どうやら2000年頃に大幅な改装をしたようです。 それより驚いたのは人の多さ。日帰り客がゾロゾロ敷地内を歩いている。随分メジャーになったのですね。 |
|
←露天風呂の位置は変わっていないようだが、 湯船が少し大きくなった? ↓この風呂の向こうに打たせ湯がある これも位置は変わらないが、きれいになっている。 |
|
建物内部もピカピカでとても昔の黒湯と同じ温泉だと思えない。
↓自炊棟と部屋 |
|
敷地内にはいたるところで源泉がゴボゴボ沸いている。 | |
源泉温度が高いのでゆで卵もできる | |
こちらは新しい風呂? 内風呂に続いて露天風呂もある。 | |
これも昔はなかった打たせ湯 | |
年月が経ち、昔ほど鄙びた山の湯の風情は感じられなくなってしまったが、お湯の良さは変わらない。 すいているときに行くとまた違った印象になるかもしれない。 2012/8 |