横川鉱泉には山田屋、巴屋、中野屋の3軒の宿があり、3軒とも巴屋裏の川向こうに湧出する鉱泉から引湯している。 歴史は古く1200年前の開湯とも言われる。巴屋はかやぶき屋根の宿で以前から気になっていた。 |
|
最初は巴屋を訪れた。 山を背景に建つかやぶき屋根の宿は昔の日本を想像させ、趣がある。 宿で老犬がお出迎え。
帳場も昔の雰囲気そのまま。 お風呂は改装したのか、それとも新たに湯小屋を建てたのか、こぎれいなもので風情を感じられるものではない。 浴室は狭く、湯船もタイル張りでごく小さなもので3人入ると窮屈なぐらい。 しかし浴室内ではゆで卵臭がして、いかにも温泉といった感じだ。 茨城ではっきりと硫黄のにおいがする温泉は珍しい。 |
|
湯船にはチョロチョロながら源泉が入り、掛け流しになっている。 加熱はしているが源泉掛け流し。 加熱していない源泉も出すことができる。 透明で硫黄のにおいのする湯はコップがおいてあり飲泉もできる。 味は特に特徴もなくふつう。
この温泉に何年間も毎週土曜日に通っているという人と一緒になり話をした。 体調が良くなくて栃木県の温泉をいくつも廻ったが、結局一番自分の体に効いたのはこの温泉だったそうで、以来通い続けているそうだ。 宿は7000円ぐらいで泊まれるが、加温掛け流しのため夜は9時までしか風呂に入れない。
硫黄のにおいのするこの温泉、私はかなり気に入りました。 |
|
2度目に訪れたときは隣の中野屋に入りました。巴屋より広い風呂ですが、あれ?硫黄臭がありません。 源泉は同じですが、こちらのお風呂は循環しているようでした。はっきり覚えていないので・・・ |
|
中野屋と巴屋のかやぶき屋根 | 中野屋お風呂 |
今度は桜の季節に訪れた。 硫黄のにおいを期待して巴屋に入ったが、あれ?あまりにおいがしません。 お湯の注ぎ口に鼻を近づけると硫黄臭がします。 ただ、前回のように浴室内ではほとんど硫黄のにおいを感じられません。
その時々によって変わるのでしょうか。残念でした。 庭には紫色のきれいな花が咲いていた。 |
|
横川温泉の入浴料は3軒とも400円 次回は山田屋に入ってみようと思います 山田屋→ |