川原湯温泉 共同浴場 中島旅館

川原湯温泉はダムに沈む温泉街。初めて訪れたのは2000年の8月。旅館は17軒あった。

しかし現在は9軒のみだ。温泉街下部の旅館はすでに取り壊されている。

ダムが出来ると現在の温泉街から鉄道、駅まですべて湖に沈むことになる。

聖天様露天風呂

 

温泉街入口辺りを少し山に登っていくとある。前は無料だったが今は100円。それでも十分すぎるぐらい安い。

この露天風呂には5〜6回来ているが、いつも先客が何人かいる。人気があるのだろう。

混浴だが、初めて来たときに、小さい子を連れた女性が入っていた以外見たことがない。

 

源泉はパイプから流れ込み、ホースからの水の量で適温に調節できる。

 

お湯は透明で白い湯ノ花がちらほら。

弱い硫黄臭とわずかながら重油系の臭いもする。

 

林の中にある露天風呂で、山から昇る遅い日の出が見られたりする。

ただ、現在は建設中のばかでかい橋が真正面に見えてしまい、

せっかくの風景を台無しにしている。

 

私の大好きなタイプのお湯で気に入っているのだが、

なんだか通ぶって偉そうにしている輩がいたこともあった。

隣には聖天神社がある

   

笹湯 中島旅館

 

 

川原湯の中島旅館に素泊まりして、草津の共同浴場や半出来温泉などを巡ってきた。

中島旅館は小さな宿でお風呂も小さかった。素泊まりであちこち行ったためほとんど寝るだけだった。(写真持ってない)

 

笹湯は中島旅館のすぐ隣にある昔ながらの共同浴場で男女別。

熱いお湯が流れ込み白い湯の華がある。

ホースがあるので加水も出来る。 300円

2001/3/1

 

川原湯温泉は2年半ぶりだが笹湯は10年ぶりぐらいだ。

しかし辺りの様子が違う。周りに建物が何もない。

中島旅館は跡形もない。

笹湯は残っていたが玄関に閉鎖の張り紙があった。

窓からのぞくと建物内はそのままにいなっていてお湯も張られている。

もしかしたら地元民は利用しているのだろうか。

2012/12/31

   

王湯

 
笹湯が閉鎖された現在、川原湯温泉で唯一の共同浴場。作りがちょっと変わっていて私の好きな共同浴場のひとつ。

 

 

館内には休憩室もある(別料金)

斜面に建っているので入口から階段を下がって風呂場に行く。風呂のドアを開けると脱衣所がある。

 

風呂はさらに階段で下がる。

下にも脱衣所がある。

 

浴室自体はそれほど広くはないのだが、

縦の空間が大きく、しかも窓が上から下まであるので

非常に明るくて開放的なお風呂。

 

湯口は2か所。(旧源泉と新源泉?)

70℃の源泉が掛け流されていて、湯口の横にはコップがある。

飲んで見たら特に味はしなくて、お茶を入れるのに良さそう。

水道もあるので熱くてもうすめられる。

 

風呂内部の写真がほしかったので、

一緒に入っていた地元のおじさんに写真を撮って良いか聞くと

「それならこっちも撮れ、ここも撮らなきゃだめだ」と超協力的。

 

その後露天風呂にいた自分の連れも入ってきて、

3人で長話をしていたら2時間近く経ってしまった。

王湯には露天風呂もあり、渡り廊下を通っていく。

露天風呂は小さめのもので、個人的には内湯の方が好みだ。

   
新源泉  王湯のすぐ上に新源泉があります。

←新源泉の周りには足湯が出来ていました。

 

新源泉はダム建設がきまって掘られたものですが、

ダムが完成するとここも沈んでしまいます。

すでに新源泉から上部までパイプができていて、ダム完成後はそのパイプが湖の中を通って源泉を上部まで運びます。

2000年の絵地図 現在の絵地図は公式HPにあります。